過去形だったの?

古川日出男の『ベルカ、吠えないのか?』がもう文庫になることを仲俣暁生さんのブログで知って、ずいぶん早いな、と思いつつアマゾンのページ見てたら、G.K.チェスタトンの『木曜日の男』が例の光文社文庫の新訳シリーズで明日発売とな! でタイトルが『木曜日だった男』って過去形になってる! それに「一つの悪夢」っていう副題まで! 原題ってなんだったっけ? ってググりゃいいんだよね。はい、ありました。“The Man Who Was Thursday: A Nightmare”だそうです。いや〜35年目にして初めて知りました。僕が中学生のときに読んだのは吉田健一訳の創元推理文庫版なんだけど、邦題は『木曜の男』だったみたい。自分の記憶はあてになりません。ともあれ、読み終えて呆然としてしまったあの衝撃はいまも忘れられません。今読んだらはたしてどうなのか、楽しみだなあ。時間ないけど。