もう明日というか今日の夜なんですけど

前にも書いたとおり、和久井さんの『「at武道館」をつくった男』刊行記念イヴェントを阿佐ヶ谷ロフトでやります。70年代振り返り話やヘビメタ/ハードロック話とともに、最後はレコード会社のこれから、みたいなことまで語ってもらおうと思ってますんで、お盆の最終日ですけど、よかったらおいでください。元ジュディマリの恩田さん、すごく乗り気になってくれててたのもしいかぎり。

ソニー・ミュージックの名物ディレクター、野中規雄と洋楽ロック黄金時代
 ゲストに著書と同世代のミュージシャンであるサエキけんぞうさん、野中が国内新人発掘部門「SD」部長時代に世に送り出したJUDY AND MARY恩田快人さん、ヘヴィメタル評論家の伊藤政則さんらを迎え、70〜90年代のロック・シーンと野中規雄の半生を振り返ります。司会は音楽ジャーナリストの赤尾美香さん。野中さんのキャリアから珍しい顔合わせが実現しました。乞うご期待!

【出演】
赤尾美香:音楽ジャーナリスト(司会)
伊藤政則:音楽評論家
恩田快人:元JUDY AND MARY
サエキけんぞう:音楽家
野中規雄:元CBS・ソニー/EPIC・ソニー洋楽ディレクター
和久井光司:総合音楽家

日時:8月17日(日)18時開場/19時開演
会場:阿佐ヶ谷ロフト(杉並区阿佐谷南1-36-16-B1 電話03-5929-3445)
料金:前売¥1,500/当日¥2,000(共に飲食代別)
前売チケットは店頭、電話予約、ローソン・チケットにて7/31より販売開始。

SHIMOKITA VOICE 2008開催決定!

今年の夏は雷や夕立が多いな。電車が止まるのは困るけど、涼しくなってたいへんけっこう。

去年はスズナリで開かれたSHIMOKITA VOICE、今年は場所を変えて、でもじつに充実した内容で今年も行なわれます。8月29〜30日。せめてこのうち2日は顔を出すつもりです。詳細はこちらをどうぞ。松原さんとか北田さんとか、去年に続いて社会学方面の学者さんたちの参加が個人的にはたのもしい。ちなみにmixiのコミュはこちら

洋販破産、ABCは??

7月31日に報じられた洋販の自己破産と、ブックオフの支援を受けての洋販ブックサービス民事再生申請。とくに後者はぼくらも直接たいへんお世話になっている青山ブックセンター流水書房を経営している会社なのでショックでしたが、まずはいまのままの経営が続くようで、ひと安心……してる場合じゃないんだよね、ほんとに。出版界のさらなる再編成を予感させるできごとなわけで。7月は他にもぼくらにとっては小さからぬ事件があり、たとえ自分たちがしっかりしてても、業界の変化にはつねにアンテナはりめぐらしてないとイカン、と改めて痛感させられた。それにしてもブックオフの今後の経営戦略は気になるなあ。

この件については仲俣暁生さんのブログ【海難記】がいつものように大変参考になります。有益なリンクも多数貼られてるので、参照されたし。

『「at武道館」をつくった男』刊行記念スペシャル・トーク

明日発売になる和久井光司著『「at武道館」をつくった男』の刊行記念トークショーがふたつ決まりました! 阿佐ヶ谷ロフトのほうは間近になっちゃいましたが、本の主人公である野中さんも登場、めったにみられない顔合わせなので、ぜひご来場ください。ジュンク堂のほうは坪内祐三さんをお迎えしてのロック談義です。よろしくお願いします。

●side one
ソニー・ミュージックの名物ディレクター、野中規雄と洋楽ロック黄金時代”
 第1弾の会場は阿佐ヶ谷ロフト。ゲストに著書と同世代のミュージシャンであるサエキけんぞうさん、野中が国内新人発掘部門「SD」部長時代に発掘した JUDY AND MARY恩田快人さん、ヘヴィメタル評論家の伊藤政則さんらを迎え、70〜90年代のロック・シーンと野中の半生を振り返ります。司会は音楽ジャーナリストの赤尾美香さん。野中さんのキャリアから珍しい顔合わせが実現しました。乞うご期待!

【出演】
赤尾美香:音楽ジャーナリスト(司会)
伊藤政則:音楽評論家(予定)
恩田快人:元JUDY AND MARY
サエキけんぞう:音楽家
野中規雄:元CBS・ソニー/EPIC・ソニー洋楽ディレクター
和久井光司:総合音楽家

日時:8月17日(日)18時開場/19時開演
会場:阿佐ヶ谷ロフト(杉並区阿佐谷南1-36-16-B1 電話03-5929-3445)
料金:前売¥1,500/当日¥2,000(共に飲食代別)
前売チケットは店頭、電話予約、ローソン・チケットにて7/31より販売開始。

●side two
ジュンク堂トーク・セッション
「オレたち洋楽世代──1958年生まれのロック談義」

出演:坪内祐三(文芸評論家)、和久井光司(総合音楽家
日時:9月13日(土)19時開演
会場:ジュンク堂書店池袋本店4Fカフェ(豊島区南池袋2-15-5 電話03-5956-6111)
料金:1000円(ドリンク付き) ご予約は同店1Fサービスカウンターまで(電話可)

著者と同じ1958年に生まれ、当時の洋楽ロックにひとかたならぬ愛情を寄せる文芸評論家・坪内祐三さんを迎えてのスペシャルなトーク・セッションです。最新刊の『東京』(太田出版)をはじめとして、数多くの著書と愛読者をもつ坪内さんですが、音楽だけを語ったものはまだありません。果たしてどんな話が伺えるのか、僕らも楽しみです。

坪内祐三(つぼうち ゆうぞう):文芸評論家。1958年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了。雑誌『東京人』編集者を経て文芸評論家に。主な著書に『ストリートワイズ』(晶文社)、『靖国』『新書百冊』(新潮社)、『三茶日記』(本の雑誌社)、『一九七二』(文藝春秋)、『「別れる理由」が気になって』(講談社)、『古本的』(毎日新聞社)、『極私的東京名所案内』(彷徨舎)、『変死するアメリカ作家たち』(白水社)、『四百字十一枚』(みすず書房)、『アメリカ』(扶桑社)などがある。最新刊は『東京』(太田出版)。2001年、『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)で第17回講談社エッセイ賞受賞。

和久井光司(わくい こうじ):総合音楽家。1958年10月2日に東京都渋谷区で生まれ、横浜市で育つ。1981年にスクリーンを率いてレコード・デビュー。同バンド解散後、モーメンツ、東京の人を経て、ソロ活動を開始した。2007年暮れには、ボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と、最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから同時発売している。著書に『ビートルズ&アップル・マテリアル』(ストレンジ・デイズ)、『地球音楽ライブラリー/クイーン』『同/U2』(TOKYO FM出版)、『ディランを語ろう』(浦沢直樹との共著・小学館)などが、編著に『英国ロックの深い森』『ザ・ゴールデン・カップスのすべて』などがある。

JAZZ ART せんがわ 2008

今週の金曜から始まるJAZZ ART せんがわ 2008は、シカラムータ、SALLE GAVEAU、sim、ヒカシュー鬼怒無月谷川賢作柳家小春、坂田明サム・ベネットジョン・ゾーンズ・コブラ川上未映子坂本弘道などなどが出演、総合プロデュースは巻上公一──めちゃおもしろそうなのに、ぼくは行けないんですが、惜しいのでせめて告知だけでも。チケットも安いし、だれか行ってみてぜひレポートを!

東京国際ブックフェアに出てます

昨日から東京ビッグ・サイトで始まった東京国際ブックフェアに、版元ドットコムの共同出展で参加してます。明日明後日は一般公開日なんで、お時間と興味のある方はおいでくださいませ。ミシマ社のミシマさんが登場するセミナーとか、あれこれ役に立ちそうな(って業界人に、ですけどね)催しもいっぱいやってます。公式サイトから無料招待券をダウンロードすればOK。各社が20%引きとかで販売してるので、散財しないように気をつけないとね。

というわけで、僕らは3人で半日交替の当番制で会場に行ってます。昨日も今日も後半の3〜4時間、ひたすら立ちっぱなしでいたら足と腰が疲れまくり。思ったより本が売れてくれた。といってもまだ二桁は行ってなくて、一番売れてるのはできたてほやほやの『どすこい出版流通』と『石塚さん、書店営業にきました。』(ともにポット出版)。やっぱ業界モノは強いです。

ブースのあたりをうろうろしてると、学生時代からの友人・朝日出版のH君や、その昔太郎次郎社(浅川社長が先日亡くなられたとのこと。合掌)の「ひと塾」で知り合って遠山会館で一緒にサークルやってたS末君なんていう懐かしい人と会えたり、リットー・ミュージックの古森社長やアルク出版企画の秋山社長といった大先輩ともご挨拶したり、トランスビューの中島社長とも初めてお目にかかることができた。会社員時代の同期二人や、村井康司さんや岩野裕一さんなども顔を見せてくれて、そのたびに立ち話。合間を見てミシマ社のブースでは畳に腰掛けてお茶をご馳走になったりで、肝心のプロモーションは果たしてどこまでやれてるのかよくわからんけど、文化祭気分で楽しんどります。

NHKのスティーヴ・ライヒ特集番組

相棒の木村君からの情報です。ピーターさんや磯崎新(文春から出た『都庁』本、すんごい面白い!)も出演する。

NHKの「芸術劇場」で7/4、スティーヴ・ライヒ特集。ゲスト出演する吉松隆さんのブログに、NHKのウェブサイトよりも詳細な情報やタイムテーブルが載ってます。

◎八分音符の憂鬱
http://yoshim.cocolog-nifty.com/tapio/2008/07/post_d6f9.html

NHK
http://www.nhk.or.jp/art/yotei/2006/20080704.html